雨と寒さの大阪マラソン
昭和63年卒 松尾 健志
2025年5月10日掲載
昭和63年卒 松尾 健志
2025年5月10日掲載
2月25日に開催された第12回大阪マラソンに参加してきました。約3万人の市民ランナーが集う大阪マラソンは、大阪城公園をスタートし、中の島、御堂筋、なんば、京セラドームなど市内中心部の名所を巡るコースで沿道の応援も多く、コース途中の給水・給食コーナーも充実していて、魅力たっぷりの人気大会です。パリ五輪のマラソン代表最終選考に挑むトップアスリートや、関西のテレビ各局の番組企画で走るタレントランナーとすれ違うこともあり、これも楽しみのひとつです。
そもそも子どもの頃から走ることが苦手だった私ですが、20年前にダイエット目的で走り始め、実業団の長距離選手だった会社の先輩のお誘いで初めて10キロレースに参加したところ、大会の高揚感と思ったより早く走れた自分に舞いあがって見事にハマり、それからハーフ、フルと距離を伸ばして、フルマラソン完走も10回を超えました。
しかし、50歳を過ぎると記録は伸びなくなり、故障しがちに。今回も、年末にギックリ腰になったり、直前にふくらはぎを痛めたりと万全のコンディションとは言えない中、不安いっぱいで当日を迎えることとなりました。
天気予報どおり、朝から冷たい雨が降ったり止んだりの悪コンディションで気温は6度。気分は萎え気味です。せっかく新しいウェアを買ったのに、その上からウィンドブレーカーを着て、さらにビニール合羽(首と腕の部分をカットしたゴミ袋のようなもの)をかぶりスタートエリアで待機していると、少しだけ雨脚が弱くなってきました。
スタートしてからも、雨は降ったり止んだりでしたが、大会本番というのはアドレナリンが出るのか、前半は実力以上の早いペースで飛ばしてしまい、後半地獄を見ることになってしまいました。30キロを過ぎたあたりから、歩いては走り、走っては止まりを繰り返し、雨に打たれながらひたすらゴールの大阪城を目指す苦行が続きます。お楽しみの給食コーナーも、内臓のダメージでほとんど食べられずに通過。ボロボロになってゴールにたどり着いた時、ようやく雨も小降りになってきました。記録は4時間40分と、ベストタイムには程遠い結果ですが、今回は完走しただけでも良しとしましょう。
毎回、わざわざ参加費を払ってこんなしんどいことするなんてアホや、もうやめようと思うのですが、ゴールした後に完走タオルとメダルをもらうと、ちょっとうれしくなって、次はどの大会にしようかと考えてしまいます。これが「マラソンの沼」なんでしょうね。
マラソンの魅力を挙げれば、ボランティアスタッフや沿道のたくさんの方々に応援してもらえるところ、積み上げた練習以上の結果は決して得られないシビアなところ、ゴールの先にある達成感など、たくさんあります。できれば還暦くらいまではフルマラソンを完走したいので、もうしばらく、ほどほどに鍛錬していきたいと思います。
(2024年会報誌に投稿)