うっとうしいネット広告をブロックする方法
ホームページ編集部
2025年8月3日掲載
ホームページ編集部
2025年8月3日掲載
インターネットの世界も昔はずいぶん平和でした。
今のように、「え?なんだこれは!」というような不愉快なネット広告に悩まされたりすることもなければ、ちょっと気まぐれで、「キャベツダイエット」などと検索すると、「キャベツダイエットを買うならAmazon」(Amazonはなんでも売ってる?)のような検索結果が表示されたり、その後で、まったく関係のないページを見ているのに、キャベツの写真にいつまでも追いかけられたりするようなこともありませんでした。
あるいは、「じゃあ、ママ(バーバ)といっしょに(パパやジージでもいいです)調べてみようか」など、小さな子供といっしょに、ネットを見ていたら「ええっ!?*+#$」というような広告が表示されて困るということも多々あるようです。もちろん、ブラウザではそれなりの「安全レベル」の設定をしているにもかかわらずです。これじゃ、ウェブサイトを利用する人が少なくなっていくのもうなずけます。
だいたい、広告というものは、「目立ってなんぼ」の世界です。広告の三原則というものもあって、とにかく注目を集めたければ「女性、子供、動物」を使えば間違いないという考え方があります。なので、美しい女性を使う、可愛い子供や動物を使うというのならわかります。
しかし、今のようにネット広告が氾濫してくると、そんなものでは注目を集めることはできません。すでに、美しいもの、可愛いものは、「ありきたり」の表現になってきているのかもしれません。最近よく見かける手法としては、「あなたもこんなに醜いかもしれません。だからこの商品を使ってください」など、わざと汚いものを見せて商品を買わせるといった、もはや脅しのようなものもあるようです。
ネットの広告は、だいたいが自動で表示されるので、そういう広告を表示させないような設定や調整をしても、防ぎきることはできないわけです。
私自身も、仕事で調べものをすることが多いので、インターネットは必需品です。
ある一時期から、いつもの辞書サイトで単語を調べると、なにやら、「胸のお化けみたいなお姉さんのアニメ画像」とか、「え?下半身加工?」のような写真が、新しい単語の意味を表示されるたびに出てくるという現象に悩まされるようになりました。それまでは、機械の広告とか、仕事関係の広告がほとんどだったので、安心して使っていたのです。
この辞書サイトは無料で使えるし、英語だけでなく他言語も充実しているので非常に重宝していました。しかし、これでは、仕事になりません。
そこで、なんとかこの状況を解決できないものかと、いろいろ調べた結果、たどりついたのが、Operaというスウェーデンのブラウザです。
このOperaについては、その昔、ウェブサイトの運営を始めたころから知っていはいたのですが、当時主流だったInternet Explorer(IE)に比べるとやや表示状態に満足できなかったので使うことはありませんでした。
それが、もうIEも姿を消した今の時代に、「まだOperaは頑張っている」というのが気にいったので、さっそく使ってみることにしました(https://www.opera.com/ja/download)。
すると… とてもいい感じです!広告をどんどんブロックしてくれます。快適です。
例の辞書サイトのいやらしい広告もすべてブロック… と思いきや、ほとんどブロックはしてくれるのですが、「敵もさるもの」で、ときどき反撃してくるのです。Operaのブロック機能に対抗するプログラムを組み込んでいるわけですね。反撃されると、またいやらしい広告も表示されます。しかも、「広告ブロックしないでね。このサイトは広告で運営してるんだから」といったメッセージも出ます。
ここまで充実したサイトなので、まったく「無料」で提供したくない気持ちはよくわかります。正直、「有料版」でもいいので使いたい内容です。しかし、「有料版」があるのかないのかよくわからない。やっと小さく「広告なしで使いたい方は…」という記述を見つけ、今では有料版で使っています。ちなみに、The Free Dictionary というサイトなのですが、料金は年間3千円代です(アメリカのサイトなので、円安で今はもっと高くなっているようです)。
というわけで、せっかくダウンロードしたOperaですが、この辞書サイトでは意味がありませんでした。
しかし、他のサイトでは非常に快適な閲覧ができます。もちろん、完全に広告シャットアウトというわけにはいきませんが、少なくとも、不愉快な広告に悩まされることはほとんどないので、数年経った今でも愛用しています。
なかには、「広告を表示させてください」というアラートが出るサイトもありますが、そういうサイトは閲覧しないようにすればいいだけです。最近の検索エンジンでは同じようなコンテンツのサイトばかりが表示されますので、他のサイトでも十分です。
しかし、そのサイトにしか書かれていないような情報があって、どうしてもそのサイトを見たいということもあります。そういう場合は、割り切って他のブラウザを使えばいいので、私のPCでは、常時OperaとFirefoxを立ち上げています。
ちなみに、追いかけられない検索エンジンとしては、DuckDuckGo(https://duckduckgo.com/)がおススメです。
このエンジンは、どこまでも追いかけてくるGoogleに対抗して作られたもので、「追いかけられない」ということから、海外では利用者が多いようです。使い勝手も、かつては、漢字だけで検索すると中国語のサイトばかりが表示されてくるという弱点もありましたが、最近ではそれも改善され(完ぺきではありません)ています。
とはいえ、仕事で文章表現を丸ごと確認したりする場合はやはりGoogleのほうが優れています。ということから、Google検索サイトも常時立ち上げていますが、普段使いではほとんどDuckDuckGoで十分です。
最後に、閲覧者側で広告をブロックするのは、サイト作成者や運営者に対して正当な行動なのかということについて一言。
私自身、2000年ごろから、複数のウェブサイトを運営しているので、運営者の気持ちはよくわかります。
1つの記事を書くにもかなり調べる時間や手間もかかりますので、正直、多少の収入につながればいいとは思います。事実、自分の運営するサイトでも、Google Adsenseという自動表示広告プログラムを取り入れてはいます。
しかし、Adsense自体がもう終焉に近いと思っていますので、積極的な運用はしていません。導入当初は、サイトの内容と関連する広告も多く表示されていました(多少の収益もありました)。しかし、今ではまったく関連性のないものも増えていますし、ビジネスモデル自体がもう古いと言えるでしょう。
もちろん、収益はありがたいです。
しかし、閲覧する人に不愉快な思いをさせてまで収益を得たいかというと、それは違うと思います。ネットの世界の移り変わりは激しいものです。いつまでも、自動ネット広告で収益を得ようとするのではなく、自分のコンテンツをマネタイズ(金銭化)したいと思うのなら、他の方法も考えるべきだと思います。たとえば、手動で、自分の納得できる広告を貼りつけるとかですね(これだとブロックされません)。
以上のようなことから、私自身は、不愉快な広告がイヤなら、使う人がそれを態度に示すべきだと考えています。
というわけで、広告を効率よくブロックしてくれるOperaブラウザと、「追いかけられない」検索エンジンDuckDuckGoのご紹介でした。
(ホームページ編集部 R)