草刈り奮闘記
昭和51年卒 論手 千春
2025年7月18日掲載
昭和51年卒 論手 千春
2025年7月18日掲載
実家の管理で何が大変かと言えば、まず「草取り」だろう。
しかも、そのレベルも、田舎の家を知らない都会育ちの人が「そうなんだ、実家の庭の草取り大変ね」と言うようなレベルではない。おそらく、ネコの額ほどの小さな庭を想像しながら言っているに違いない。そこに生えている草も♪ぴよぴよ「ヒヨコ草」のような可愛らしい植物を想像しているかもしれない。冗談じゃない!と言いたいところだが、説明してもたぶんわかってもらえないだろうから、「まあね」と答えて話題を変えることにしているが、ずばり、これが実家の草である。
3月(みつき)ぶり帰ってみれば草の海
今年になってからというもの、なかなか帰省が実現しない。関西錦陵会の活動はもちろん、歯医者とか眼科などの病院系の予約もある。仕事が入って来て帰省を取りやめることもある。実家でも仕事はできるが、PCなどの仕事環境がよくないので集中できない。それに、実家に帰って仕事をするのなら、なんのために帰省するのか意味がない。
そんなこんなで、今年になってからは4月に一度帰省した。それも、長く滞在できて1週間である。4月にはまだ草もそれほど元気ではない(というか、まだ生えそろっていない)。「次は必ず5月か6月に来なければ…」と固い(?)決意のもと帰京したのだが、またぞろ、切符も予約した時点で仕事が入って、予定をずらすことになり、結局帰省できたのは7月になってからだった。
案の定、元気な草たちが踊り咲きしていた。うちの実家は、工場が建っていたのもあり、やたら敷地が広い。除草せずに放置しておくと、文字通り、「緑の海」と化す。それも、5~6月とまったく手を入れていないので、自分の身長の半分くらいのヤツらが草祭りだ。
そこで登場するのがこれである。
ついに購入、マキタのMUX18D
当初は、できれば、実家の草刈りは「刈込みバサミ」や鎌だけでやりたいと思っていた。理由はカンタンで、田舎のおじさんたちがウィンウィンやっているような草刈り機は自分には無理だと思っていたからである。
それが、あるきっかけ(「白馬の王子」ではなく「白い軽トラに乗ったおじい」事件―また別の記事で紹介する)があり、「こりゃもうあかん」ということで、女性でも使える草刈り機をネットでさんざん探してみた。
「農業女子」の「かる~の」というのもある。ボディーもなんと可愛いピンクだ。ネーミングもいかにも軽そうでいい。こっちにも心が動いたが、エンジン式なのがちょっと難だ。あの、ヒモのようなものを引っ張ってエンジンをかけるのだが、あれがちょっと難しそうだ。しかも、エンジンオイルを調達するのも、車の運転ができない自分にとっては「課題」になる。
そのうち、YouTubeでどこかのお姉さん(自分よりは若いおばさん?)が紹介していた「マキタの18V充電式スプリットMUX18D」。なんでも、通常は、先端についているモーターが後ろについているため、「振り」やすいとか。なんといっても、エンジンではなく充電式なのだが、パワーはエンジン式と比べて遜色はないらしい。重量も通常のものよりは軽い(農業女子も同じくらい)。しかも、別売のアタッチメントもいくつかあり、それを取り換えることで、植木トリマーなどのいろんな用途に使える。
「これはいい!これしかない!」
というわけで、4月に帰省した際に、さっそく「ナフコ」に行って購入した。ナフコでは、草刈り機用のアッタチメント付きで「MUX18DRGM」という型式で売っていた。価格は6万円弱とちょっと高めだが仕方がない。ちなみに、以前、試しに買った1万円程度のものがあったが、はっきり言って使えなかった。そんなもんで切れるようなやわな草じゃないのである。
ということで、いざ本格始動だ!
うんうん、先端も軽く、運動音痴の自分にもラクに振れる。切れ味もいい。これで、一人前にウィンウィン草刈りができる。
この動画は、たまたま裏庭のセキュリティカメラに写っていたものである。草を刈っているというよりは、草むらを混ぜているように見えるがしっかり刈っている。また、「振り」は右から左方向のみとマニュアルでは書かれているが、キックバック(賄賂ではない)がなさそうなのを確認して、両方向でやっている(お勧めはしない)。
しかし、バッテリーは満充電で、1時間くらいしかもたない。充電するのにだいたい1時間なので作業効率が悪かったが、炎天下にファンベストを着て、だいたい4日間かけてようやく草刈り終了。ただし、今回は、あまり深くは刈っていない。どうせ8月に帰ったときには、また伸びていることだろうからというのもあるし、追加のバッテリーを購入する必要もあるからだ。
雑草を楽しんでみれば…
さておき、「塩水をまけば草は生えない」というありがたい助言を何人かの人から聞いたが、それは最後の手段として覚えておこう。
というのも、ヨモギやドクダミ、スギナを採取して乾燥させ、入浴剤として使ったり、お茶にしたりして楽しんでいる部分もあるからだ。また、カヤの葉は細かく切ってまいておくと除草対策にもなる。
もっとも、今年は、そんな余裕はなかったが、できれば、雑草も活用しながら、さくさくと草刈りもしながら、できれば、実家管理も楽しんでやりたいものだ。